消費者ネットおかやまは2007年6月6日に適格消費者団体を目指して設立されたNPO法人です。設立以来、消費者なんでも相談会の実施、業者に対する不当な契約条項に関する改善の申し入れ活動、消費者被害の未然防止のための啓発活動などに取り組んでまいりました。2015年12月8日に今までの不特定多数の消費者の利益擁護のための継続的な活動実績のあることが認められ、内閣府から全国13番目の適格消費者団体として認定を受けました。適格消費者団体は、消費者契約法に基づき、個々の消費者に代わって、不当な勧誘や不当な契約条項について差し止め請求訴訟を提起することのできる団体です。
不実告知などによる不当な勧誘、いっさい賠償責任を負わないというような不当な契約条項、優良誤認などの不当表示、クーリングオフの行使を妨害するような訪問販売などを一定の手続を経て、自ら差し止め請求訴訟ができる団体となったのです。適格消費者団体としての適切な活動があることが、痛ましい消費者被害を未然に防ぎ、公正で健全な消費者経済社会を形成し、消費者主権を確立していく力となっていくものです。改めて、今後の果たすべき役割と責務の重大性を認識し、これからも誠実に業務を遂行していきたいと決意を新たにしています。こうした活動を適切に行っていくためには弁護士・司法書士らの法律専門家はもちろん、各分野の専門家の方々、情報提供をいただく多くの消費者皆様のご協力なくしては成り立ちません。今後とも皆様のご支援・ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。
NPO法人消費者ネットおかやま
理事長 河田英正